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FP長谷尾一日一言」“東京一極集中”に変化の兆し

総務省が住民基本台帳に基づいてまとめた外国人を含む東京都の人口の動きは、去年1年間で、東京23区でみると、転出者数が転入者数を1万4828人上回り初めて「転出超過」となりました。

東京からどこへ?

最も多かったのは神奈川で9万6446人。次いで埼玉が7万8433人、千葉が5万8485人、大阪が1万8801人、愛知が1万3254人。

市町村別で最も多かったのは横浜市で3万5736人でした。次いで川崎市が2万9318人、さいたま市が1万5597人、埼玉県川口市が1万838人、大阪市が9246人。

増加率が最も高かったのは、鳥取で25.1%でした。次いで、長野が19.6%となったほか、高知が19.2%、山梨が17.7%、徳島が17.4%。

東京・有楽町で、地方移住を希望する人たちの相談に乗っているNPO「ふるさと回帰支援センター」では、

20代の女性は「コロナで会社と自宅を行ったり来たりだけの生活になった。暮らしをより“豊か”にしたい。農業にも興味がある」

50代男性も「父親のふるさとの和歌山に何らか貢献したい。コロナを機に、自分が本当に何をしたいか考えるようになった」

NPOの理事長は「自然豊かな土地で暮らしたいなど、幸せのカタチが多様化しているように感じる。20-40代の人たちからの相談が増えている」と。