CONTENTS コンテンツ

FP長谷尾「一日一言」津波に耐えた一本松の根を公開

津波に耐えた一本松の根を公開

西日本新聞 2022/2/5 14:42 (2022/2/5 14:44 更新)

 東日本大震災から11年となるのを前に、岩手県陸前高田市の「道の駅高田松原」で5日、津波に耐え、復興の象徴として知られる「奇跡の一本松」の根の部分の公開が始まった。13日まで。海水に漬かり枯れた松をモニュメントとして復元した際、根は別に保存していた。

 同市内での展示は初めて。根は防腐処理され、高さ約2mで水平方向に広がり、横幅は長い部分で約10m。市の担当者は「津波に耐え抜いた力強さを象徴している。市民に元気を与えてほしい」と話している。

 景勝地・高田松原には震災前に約7万本の松があったとされる。唯一残った一本松も震災翌年、枯れていることが確認された。